2009年05月31日

Disc2

論文書かないとなぁ、な、がす こんろです。

今日は、記事2枚続けてになりますが、ラノベの感想いきます。

ネタバレ注意です。



「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! Disc2」
     (田尾典丈・著/有河サトル・絵/ファミ通文庫・刊)

ゲームの世界を"都合良く"現実に投影できる"フェアリーテール"の力で
「Eternal Innocence」のヒロインたちを再び投影し、幸せな日常を
取り戻した都筑武紀。

夏休みも明け、学校では"先日までなかったはず"の恋愛成就の木が
話題に。時を同じくして、現実リアルの幼馴染み佐崎恵奈と再会する。
一方それをきっかけに虚構ヴァーチャルの幼馴染み
秋原理恵の様子がおかしくなりはじめる。
そして、ついには記憶と存在を巡るシナリオが進み始め・・・・

選択肢無限の真世界を奔走し、トゥルーエンドへのルートを掴め!
第10回えんため小説大賞優秀賞受賞作、ゆうき様々の第2弾!!


↑のあおり文句は僕が今考えました。
こんなことするのは結構痛い感じなのは承知で。
最後の2文だけはファミ通文庫の公式キャッチコピーからパクりですが。


さて、そんなことではなくて、感想をば。
これ以下は真剣にネタバレなので、注意。

扉のカラー絵からも想像がつきますが、前回と違い、
今回は終始暗い雰囲気というか常に影がつきまとうというか、
例えるならカラーではなくグレースケールの映像が流れている感じ。

とりあえず、挿絵が大幅に改善されていたいた点は評価大。

まぁ、「現実と虚構」というのが大きなテーマの1つとして、
作品の中に描かれていますが、今回は前回以上に、その側面が
出ていたような気がします。

あと前回とは理恵と咲の立場が対照的に描かれていたのが、
なかなか印象的でした。

武紀やゆうきが投影している「Eternal Innocence」だけではなく、
他のゲームが現実に投影され、現実の幼馴染みと再会したことで、
平和だった日常に少しづつ陰りが見え始め、崩れていく様子は
なかなかにして、見ていて辛いものがありますね。

1巻の経験から「投影していても本物にかわりない」「幸せにする」
「同じ失敗をしてはいけない」と気張って成長している武紀の
姿はなかなか頼もしいものがあります。

あと、高橋さんがカッコよかったですね。
なんとも彼女らしいというか、よく武紀のことを見ているな、と。

まぁ、あらすじから察しがつくように現実(リアル)の幼馴染み、
恵奈がキーになってくるわけですが、二つのゲームの世界が交錯し、
現実と虚構が交錯しているせいで、「こいつは何者なのか」
「書いてある内容が記憶改変を受けていない事実なのか」という部分を
読みながらついつい推理させたくなる展開は見事だと思います。
まぁ、その分、非常に設定が分かりづらくなってしまっていますが。
僕も後半は理解するために3回くらい読み直したりしてましたし。

最後の最後に佐崎恵奈と都筑武紀の「本当の関係」が明かされますが、
正直、あれは全く予想できなかった。完全にしてやられました。

タイトルに反して非常に内容がシビアなこの作品ですが、
ゲームの中に登場するキャラと現実の心理の矛盾をつきつつも
刻一刻と変化していく心情の様子が
「ギャルゲヱの世界『よ』、ようこそ!」というタイトルにも
現れている独特の世界観を作っていることを感じますね。

今回はメインヒロインが理恵、
前半から、後半は咲、終盤はゆうき様々な展開ということで、
表紙になっている姉妹の印象が薄かったですが、まぁ、彼女らは
現時点では武紀争奪戦には参加するような様相ではないのでね(^^;

そしてファミ通文庫の公式ページでは番外編も公開中
こちらも読むべしかな、と。

ただ単に、
純粋な現実か、虚構の現実か、
あるいは、理恵か、咲かというような選択だけではなくて
「フェアリーテールシステム」とは何か、という部分にも
少しずつスポットが当たり始め、これからあらゆる方向に
展開してくれるような気がして非常に楽しみにしています。


今日はここまで。


それでは。
posted by がす こんろ at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ラノベ・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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