2010年02月22日

えんため受賞作

これは、ヤバいって・・・な、がす こんろです。

たった今、ほんとにたった今、
「ココロコネクト ヒトランダム」を読み終わりました。
ちょっとヤバすぎたので、いてもたってもいられず、
即行でPC立ち上げて感想書いてます。

刊行されてからすでに1ヶ月近く経ってはいるので今更なのですが。

昨年もえんため大賞受賞作から「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」を
チョイスして感想書きましたが、今年も1作品チョイスで書きます。



ココロコネクト ヒトランダム
          庵田定夏・作/白身魚・絵/ファミ通文庫・刊
※第11回えんため大賞小説部門特別賞受賞作

文化研究部、通称“文研部”――なんでもなりなゆる〜い部活――
に所属する1年生3人、八重樫太一、永瀬伊織、稲葉姫子はある日、突拍子もない話を、同じ部員の桐山唯、青木義文から聞く。
昨晩、二人の人格が入れ替わったというのだ。

そんなの嘘だ、と部室で話をする最中、今度は太一と伊織が
入れ替わってしまい、この状況を認めざるをえなくなる。

一方、この現象を引き起こした、と<ふうせんかずら>と
名乗る“人格”が突如部室に現れるが何の詳しい説明も
しないまま立ち去ってしまう。

それ以降、時と場合を選ばずおこる人格シャッフルは、それぞれが
心の中にこれまで必死になって隠してきた秘密を暴きながら、
すこしずつ5人の日常を、信頼を、音を立てて崩壊させ始めて―――

5人の恋と友情の行き先にあるものは!?
第11回えんため大賞小説部門特別賞受賞作愛と青春の五角形コメディ!




最初に第一印象は述べてるので割愛。

なんだかあれよあれよという間に話が進んでいきます。
人格シャッフルのお約束といえば「走ってぶつかった二人が〜」
ってのがお約束ですが、この小説にはそんな展開はありません。

あと太一【稲葉】みたいに、中と外が両方本文中に登場するので、
ミステリー的な展開ではないです。その分、誰が何を考えているのかが、
何となく、時にははっきりと掴めてそれはそれで非常に楽しめます。

が、この手の小説の宿命で読みづらい(^^;
頭に5人の映像を浮かべながら読むと
それが特に実感できるのですが、誰が何を言っているのか
よく把握しておかないと読みながらこんがらがってしまいます(苦笑)

まぁ、物語終盤に起こる出来事のきっかけは
この書き方を逆手にとったともいえるのですが。

作品の雰囲気と絵の感じもすごく一致していて
よく世界観が出ていると思います。
流れもメリハリがきいていて、非常に読みやすく、
前述の書き方のおかげもあって感情移入もしやすかったです。
中盤、太一の活躍する場面では前後が綺麗につながりすぎて、
逆に長ったらしく感じてしまうくらいでした。

あとは読んでいて、共感できる部分、考えさせられる部分がが多い、
すごく「等身大」な感じのする小説でした。

それぞれの悩みや生き方みたいなものがすごくリアルに描かれていて、
彼等はこうだけど、自分は・・・なんてついつい考えてしまいました。

最初に少し最後の事件の発端が人格シャッフルならではだと書きましたが
秘密が露見する展開や悩みの解決方法も“人格シャッフル”だからこそ
成せる大技、方法というのがとられていて
設定が伊達ではなくフル活用されている点も良かったです。


ちなみに、最後の最後の展開、話の流れにはガチでビビリましたが、
オチは予想の範疇でした。
作者曰く自信満々だった投稿時とはエンディングが違うらしいのですが、
初稿版のエンディングも見てみたいですね。

なんだか、深刻な悩みを抱えている人には是非読んでほしい作品かな〜
そういう視点で見ればなんだか思うところもある小説だと思います。

あと、余談ですが、絵がけいおんのメンバーに似てるなぁ、と
思ったら、絵師さん、アニメ版けいおんの作画を担当していたらしいです。


それでは。
posted by がす こんろ at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ラノベ・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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